AWS構築手順はじめに

クラウドが普及した昨今では、アプリケーションエンジニア自身でインフラ環境の構築も求められることが多くなってきていると思います。 筆者もそのようなエンジニアの一人で、きちんとした環境を構築することは一つのハードルでした。

巷にはAWSに関連する情報は多くありますが、一つ一つを都度調べながら構築するのは、なかなか大変な作業です。 そこで、RailsアプリをAWS環境に構築するための一気通貫した情報があれば、他のエンジニアにも役立つことがあるかと思い、EC-TRIPのデモサイト構築の手順を全て公開することにしました。
この内容は、多くのRailsアプリのAWS構築手順として参考になると考えています。

記載する対象は、AWSのS3, VPC, EC2, RDS, Route53, Certificate Manager, SES, WorkMailを利用した構築手順を順に説明します。

TOPキャプチャ1

また、Linuxの設定についても記載します。EC-2にはUbuntuにNginx + Unicornの組み合わせで構築し、デプロイ方式にはCapistranoを利用した手順を説明します。

logo-ubuntu
logo-nginx
logo-capistrano

前提

AWSのアカウント登録は済ませてあるものとします。まだの方は、AWSのアカウント登録を行ってください。

注意点(AWS無料枠)

AWSにはアカウント登録から1年の間、t2.macroのEC2インスタンス1台、RDSインスタンス1台などが無料で使える特典があります。 ただし本資料の目的は、AWS構築の勉強ではなく、本格的なサービスの本番環境での運営を想定しているため、無料枠以外のサービスも利用する前提で説明を進めます。

とは言え開発サービスがスタートアップの場合など、アクセスが多く見込めるか未知数のサービスにおいては、まずはなるべく無料枠の中で運営したいケースも多いと考えます。

そこで、NATインスタンスなど、それなりに料金がかかるサービスの利用については、それを利用するパターン、しないパターンの両方を記載します。 ただし、SESやRoute53を利用する場合に生じる金額は軽微と考え、利用を前提として説明を進めます。

全体の構成図

本資料で説明するサービスは、AWS上で以下の構成を構築します。

AWS環境構成図

次章からは、具体的な構築方法を説明していきます。